国内MBAを目指してみる人のブログ

筑波大学大学院が提供する英語MBAプログラムを目指して、国内MBAに行こうか検討している人に「国内MBAを目指している人の一例」を示せればいいな、と思って始めたブログですが今は迷走中です。

今進んでいる道の先にはない道にジャンプするために

人が、今やっていることとは全然違うことをやりたくなるのは、
突然やってくると思うんです。

例えば、経理の人がマーケティングやりたいと思ったり、営業の人が人事をやりたくなったりするのは、
突然ふと、そう思うからです。

元々「まず経理をやって、その後マーケティングをやろう!」って考えていたのではなく、
経理をやっていて、この仕事もそれなりに楽しいけれど、なんか違うことをしてみたい、
そうだ、マーケティングをやってみたい、というように。


・・・


一方、新しい職種で雇われようとする時、その「自然な気持ちの動き」は全く受け入れてもらえません。

いきなり進んでいる道を変えようとすると、「なんで?」と追求されます。
着実に同じ道をステップアップしている人を受け入れるのが普通です。


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周りに認めてもらいないから、最初に決めた道をそのまま進み続けるしかないのでしょうか?

いや、最初にたまたま決めた道こそが正解って訳でもないでしょう。
仕事人生は長いんだから、最初にたまたま決めた道に進んでいかなきゃいけないってのはつらいでしょう。
ってか飽きるでしょう。


だったら、ジャンプして違う道に飛ぶ、その方法論を考えていきたいと思います。自分のためにも。


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「ジャンプする」際の障害は、「なかなか雇ってくれないこと」に尽きるかと思われます。

だとしたら、まず簡単に思い浮かぶ解決策は、「雇ってもらわなきゃいいじゃん」ってことです。


人事をやりたくなったら人事関連の仕事を、マーケティングをやりたくなったらマーケティングの仕事を、
自分ひとりでやればいい。

企業でも副業でも。


(・・・とは言っても、なかなか難しいですよね。)



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次の方法は、「なかなか雇ってくれない彼らを納得させる」ことですね。うん、正攻法。


この問題を考えているとき、例えば私はマーケティング転向したいのでマーケティングの例でいくと、
「何故マーケティングをやりたくなったか」をどう説明しようか、を必死に考えていました。

本当は「ふと」やりたくなったのだけれども、そこをどうにかこじつけようと。

でも、今やっていることと、これからやることが違いすぎて、
二つの道に架け橋を作ることが本当に困難で途方にくれていました。



そんな感じだったのですが、先日とある講演会でとある講演者の言葉で、「ああ、考える方向が違ったな」と納得しました。


その人はマーケティングから人事に異動するための提案をお偉い方にプレゼンして、異動が叶ったのですが、

そのプレゼンで拘ったポイントは、


「私は人事をしたいんです。何故ならば、・・・」


と言うではなく、


「この会社には、今、こういうタイプの人事が必要なんです。何故ならば、・・・」
「そして、私はそういうタイプの人間です。こういう経験もあります。」


ということを主張したこと、とのことでした。


つまり、「何故私がふと違う道に進みたくなったのか」なんていう情報は、相手にとって全く必要ないっ・・・!


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たぶんポイントは、「拘った」というポイントです。

私はマーケティング職への転職の最終面接で、「何故マーケティングをやりたいの?」というド直球の質問を受けました。

それまでの面接では、今までの経験でのこういう部分が御社に役に立ちます!ってことを伝えていてはいたのですが、
「何故マーケティングをやりたいの?」という質問に、答えることが出来ませんでした。。

たぶん、自分の主張である「今までの経験でのこういう部分が御社に役に立ちます!」という部分が固まってなくて
自信を持てていなかったんだと思います。

自信があったら、「勝算があるからです!」と答えることが出来た。


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で、そのような自分の主張を固めるために、大学院で研究をするというのはひとつの道なのかも。

そんな風に最近思っていて、MBAに行くために勉強しています。

(実務経験のほうが大学院での経験より10倍くらい評価される気がするのが気になるところではありますが・・・)

(ここで大学院とMBAがごっちゃに使われているのは、わざとです。詳しくはまたの機会に譲りますが。)


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ちなみに、大学院に入るためにも似たような障害に直面するんですよね。

「今あなたはこの仕事をしているのに、なぜ方向転換をして、この研究をしたいの?」


この答えは、
「分野は違うけれども、今までの経験がこの研究には役に立つんです!」

です。


(たぶん・・・)