国内MBAを目指してみる人のブログ

筑波大学大学院が提供する英語MBAプログラムを目指して、国内MBAに行こうか検討している人に「国内MBAを目指している人の一例」を示せればいいな、と思って始めたブログですが今は迷走中です。

筑波MBA-IB入学試験 エッセイ対策(失敗編)

まあ、書いてみます。
これから受けようって人の参考になるかもです。ならないかもです。

そして恨み節にならないよう気をつけます。。



筑波MBA-IB(筑波国際経営プロフェッショナル専攻)は、
1.エッセイおよび推薦状
2.面接
3.TOEIC
で構成されています。エッセイの配点が半分以上です。
ここでは、私の実施したエッセイ対策を紹介します。

ちなみに、筑波MBAのエッセイは、日本語で書いても英語で書いても可ですが、
私は英語で書きました。
理由は、英語で書いた方がアピールの表現が「しっくり来る」からです。

・・・

やったことは、下記の通りです。
作成期間は7月頭~8月半ば、1ヶ月半で仕上げました。

1.エッセイの事例を見てみる。
   MBA系のブログを書いている人の記事を読んだり、
   日本人のためのMBA エッセイ インタビューという分厚い本を読んだりしました。

2.ざーっと書いてみる。
3.推薦状を書いてくれた人にレビューしてもらう
4.大幅に訂正
5.Essay Edgeに添削依頼
6.小幅に訂正
7.Essay Edgeに添削依頼
8.微調整・完成。


Essay Edgeとは、MBAのエッセイを添削してくれるサービスです。
海外MBAに行く人たちがよく使っているみたいです。

私は誤字脱字チェック+エッセイをアピールできる言い回しに変えてもらいたかったので、
$200のサービスを選択しました。2回。
(ちなみにクーポンとかあるので、実際には$200*2は支払ってはいません。)
(とはいえ、痛い出費です。かなしー。)


・・・

Essay Edgeを多用しているため、誤字脱字はなく、言い回しは上々なはずです。

ということは、中身に問題があったということになります。

来年も受けるかもしれないので、エッセイ全文を公開するのはやめておきますが、
自己判断でダメだったっぽい点を挙げていこうと思います。


・エッセイ1 会社での実績について → 何がすごいのか、いまいちピンと来ない実績だったのかも。
 
 「日々の仕事のオペレーションを滞りなく回せて、与えられた目標をクリアし、
  さらにプラスアルファを会社に提供できる人材だという自負はあるのですが、
  改めて「会社での実績を!」と問われると、ピンと来なかったなあ・・・。
  だから、ピンと来ない実績しか書けなかった。
 

・エッセイ2 短期目標・長期目標  → 学業とリンクしていない目標かも。

  短期目標も、長期目標も、「学校で習いたいこと」とあんまりリンクしていなかった気がします。
  筑波MBAの立ち位置はよくわかりませんが、
  「世界のリーダーを輩出する」というのなら、私が提出したエッセイ内容でも問題ありませんが、
  「学業を修めつつリーダーに」という感じの学校なら、私のはたぶん駄目々々です。


・エッセイ3 卒業プロジェクト   → もはや「書きやすさ」を重視してしまったよ。。

  自分の将来やりたいプロジェクトを考えたら、なんかドツボにはまってしまって何も思い浮かばず。
  なので、今の仕事の中で「出来そうなこと」をプロジェクトの内容にしました。
  いざとなったら入学後に課題を変えてしまおう、という気持ちで。
  そんな気持ちが伝わったんですかねえ。


・・・

じゃあどうすればよかったか?

一言で言うと、「学校で何をしたいのか」が明確になっていなかったんですね。
特にエッセイ2と3に関しては、筑波MBA行かなくても達成できるじゃん!って感じです。


なので、本当に来年受けるのなら、
「入学してから何を会得するか」「それは筑波でやるべきなのか」「卒業してから何をしたいか」
を明確にすることが第一歩目になることでしょう。


ああ、一番苦手な作業だよ。。

合格発表・筑波MBA-IB

だ~~~~~~~~~~~~~~~~~。

駄目だったーーーーーーーー。

残念。すごく悔しい。

あー。まじかー。信じられんよ。(自信過剰過ぎ)



数ヵ月後とか、数年後とかには、
「あのとき受からなくてよかったよ。」とか
MBAなんて行ってどうすんの?」
みたいなことを訳知り顔で言ってそうな気がするので、

この純粋な「だ~~~~」って気持ちを残しておきたく思ってます。



ちなみにこのブログの存在意義が危うくなってきそうですが、

受験に落ちた人の受験対策方法、これからどうするか(来年も受けるの?)、
等々の記事を書いていこうと思います。

働いているから、学びたい(海外MBA vs 国内MBAとかのはなし)

MBAを目指そうかな、と思っている人はMBA系のブログを見て下記のような記事を探している人が多いと思います。

・海外MBA vs 国内MBAどっちがいい?
・フルタイム vs 夜間 vs オンライン どれがいい?

もっと言えば、上記の比較記事を参照にして、自分の決断を後押ししてくれるような記事を求めています。

・・・

書いている人からすると、もう全員ポジショントークです。

海外MBAに行っている人は、海外MBAの良さを強調しますし、
国内MBAフルタイムに行っている人は、その良さを強調します。

もちろん、全員経験に基づいた意見を書いていますし、
客観的に見たり、相手のメリットも考慮したりとしようとしますが、
「最終的に自分の決断は正しかった」と言います。

だって、「自分の決断は間違っていた」なんて書けないもの。


で、僕は国内夜間MBAである筑波に行こうと決めた人間なので、国内夜間を猛プッシュする記事をこれから書きます。

・・・

まず、客観的な事実。(といいつつ調査は甘いです。費用はかなり適当です。)

海外MBA(留学)     → 仕事を休職もしくは退職。費用は留学先の生活費込みで2年間で7~1,000万円くらい?
海外MBA(オンライン) → 仕事を続けながら学習。費用は2年間で4~600万円?
国内MBA(フルタイム) → 仕事を休職もしくは退職。費用は2年間で150~400万円くらい。
国内MBA(夜間)     → 仕事は続けながら学習。費用は150~400万円くらい。

まあこの段階で、自分の行き先が見えてくる人も多いんじゃないでしょうか。
(私はそうでした。)


・・・

次に、「強制力」の話。

ウェブで学ぶっていう本に詳しく書かれている話です。

いろんな大学がフリーの授業とか公開していて、そろそろ無料で学位まで取れるようになってきているよね。
でも、人間はそんなに強くないから、「教室」とか「出席」とか「期末試験」とか、
ある程度勉強を強制させる仕組みがないと、挫折してしまうひとが多いだろうね。

というのが「強制力」の話です。

この話は、「オンライン大学か、実際に教室に行く大学か」を決める際に非常に役に立ちました。

自分は「強制力」が働きづらい「オンライン」の大学でも、自発的にウェブで授業を受け、
学問を身につけることができるのか?

私の出した答えは、「否」でした。

そんな強靭な精神力ありません。
教室行かなくていいんだったら、ごろごろポテチ食いながら
インターネットサーフィンの波に飲まれて一日が終わっちゃうよ、って思ってます。

(それに、そんな強靭な精神力があったら何百万も払わずに無料で済ませちゃいます)

なので、自分の精神力やら自制心やらにそこまで自信はないけれどしっかり勉強はしたいなあ、
という人には「実際に教室にいく大学」がお薦めです。

(オンラインの大学に行っている人って、自分の精神力を過大評価している人が多いと思うんですよね。。
 ほとんどの人間は、基本怠惰で、易きに流れると思ってます。)


・・・

最後に、インプットとアウトプットの話。

私は商学部というビジネスに近い学部を出ているのですが、
学部生時代は全く勉強なんてやる気にならなかったです。

でも、仕事を始めてから、ちょこちょこ自分で勉強したりしています。
勉強のために、お金をかけることにもあんまりためらいはありません。

学部生時代の授業で教授が話していたことも今聞くと面白いかもな、って思います。
(だからと言って学部生時代に勉強しなかったことは後悔していませんが。
 あのときはあのときなりになんかやってたから。)


で、なんで学部生時代の勉強がつまらなかったのかな、と考えたとき、
「その勉強の内容がどう役に立つのか、どこにつながっているのかっていうのが
全く見えなかったから」だと今では思っています。

スティーブジョブスが有名な「点と点をつなぐスピーチ」で、
「今の出来事が将来どう役に立つかなんて全く予測できないけど、いきなり過去の出来事が役立つ事がある。
 それを信じるしかないよね。」というようなことを言っていますが、
学部生時代には、「今学んでいることが将来の何かにつながる」というイメージが全く持てなかったのです。


でも、仕事を始めたら、直接仕事に即効で役立つことを学ぶことが出来、それは純粋に楽しいです。
つながりが鮮明に見えていて、「学んだことをどう使おう?」と考えることが出来るから。

さらに、そうでなくて将来どう役に立つか予測できないことを学ぶことさえも、楽しくなってきました。
仕事をしていて日々アウトプットに出す環境にいることで、
「つながりのかけら」のようなものを探しつづけることができるからです。


つまり、日々アウトプットをする環境が整って初めてインプットが楽しくなってきたのです。
「働いているから、学びたい。」そういうことです。


上記の理由により、私は日々アウトプットをすることを中断してまでインプットしに行く
「フルタイム」という選択肢を外しました。

インプットだけの環境に耐えられなさそうだったから。


「夜間」vs「フルタイム」を考えることは、このような観点を検討してみてもいいかもしれません。


・・・

以上です。長文にお付き合いいただきありがとうございました。


筑波MBAの発表は、あと2.5週間です。ドキドキ。
(こんな長々と書いておいて、落ちていたら恥ずかしいなあ。まあしょうがないけど。)

2014年度面接が終わりましたね。

2014年度の面接が、先週末に終わりました。

ふう、やれやれ。


私の面接対策法は、結果が出てから書こうと思ってます。

もし受かってたら、詳細に書いてやる。自慢気に。

もし落ちてたら、まあそれはそれで「落ちた人の対策法」をシェアするのも悪くないので
書いてみようかな。来年の試験に支障が出ない程度に。
(来年受けるかどうか未だわからないけど。)


感触は、50/50くらいです。
失敗した点は、ニュースに興味がなさすぎた。

まあでも、仕事に関わってこないマクロのニュースって、
そんなに読む意味ないと思うんですよね。

新聞読むのって、暇つぶしでしょ?(負け惜しみ)

まあ、インターネットサーフィンよりは小マシな暇つぶしかもしれないけれど。


というかんじで、ふてくされつつ筆をおきたいと思います。

面接のお知らせが来ました!

喉元過ぎればなんとやら、というやつで

応募書類を出してからは、
溜まった仕事を片付けるのに夢中になったり、
面接とは関係のない勉強に走ったり、
はたまた全く違うプロジェクトを夢想したりと
受験のことを一旦忘れてうへへ~って感じでした。


で、来ました。受験票。
ドッキーン!
一気に緊張です。

まあ、英語はなんとかなるだろう。
あとは話す内容だ。。

とか思ってたら、こんな素敵なブログを始めた人が!
面接対策、熟読します。

上司に夜間MBAに行くことを伝えなきゃ!

「上司に夜間MBAに行く旨を伝えなきゃ!」
ということに関しては、結構みなさまもやもやするんじゃないでしょうか。

私は、結構もやもやしていました。


私の場合、会社に入社が2013年3月。

そのころから筑波の夜間MBAに行ってみようかな、と思っていたので、
飲み会で上司とサシになったときに、さらっと「夜間MBAに将来行ってみようと思っています。」
と伝えておきました。

そのときの反応は、「おお、いいんじゃない。」みたいな感じ。

・・・

2014年入学希望者の入試は、

・8月末に推薦状やエッセイを提出
・9月末に面接

というスケジュールでした。


7月から推薦状の準備をし始めたのですが、
推薦状を上司に書いてもらうことはしなかったので、まだ上司には伝えませんでした。

エッセイの準備にあくせくとして、8月も終わりました。

で、結局9月の上旬に上司に伝えることにしました。


・・・

「仕事も始めたばっかりなのに、大丈夫?」とか
MBA行って、今の仕事の役に立つの?」とか
言われるのが嫌だったので、

とにかく仕事がうまくまわっているときに上司に伝えたいと思っていました。


また、上司を観察して、気分のいい時間帯を探って、
いい頃合に伝えるように注意しました。


結局、「お、おお。いいんじゃないか。」みたいな反応で
すっと上司に伝えることに成功しました。


・・・

まあ、終わってみれば、なんてことなかったです。
みんなこんなものなのかな。私の運がいいだけなのかな。


ま、とりあえず、あとは思いっきり面接に挑むだけです。

国内MBA用のエッセイにまつわる一人ドタバタ劇

筑波MBAの2014年度入学者用の試験内容(配点)は下記のような感じです。

書類審査(エッセイ)     ...130点
英語能力審査(TOEIC/TOEFL)  ... 20点
口述試験(面接)       ...50点


エッセイの配点高っ!って感じですね。

就職活動とかだと、職務経歴書に書いていない内容を
面接で追加説明することでごまかす能力の方が重視されている感じだけど、
大学院は違うんだ。書類が全てなんだ。
というのがまず印象に残ったところでした。


さてさて、エッセイに取り組まなければ。
で、エッセイって何書けばいいの?


・・・


エッセイの質問は3つありました。
1.今までで一番の成果(組織に対して起こした変化)は?
2.短期目標と長期目標は?
3.卒業課題は?
  *社内プロジェクト/ ビジネスプラン作成/ 研究/ インターン(国内または海外)
   から選択

ほうほう、1番と2番は転職時の面接でもよく聞かれたぞ。


で、各々A4で1枚に収まるように。日本語でも英語でも可。とのこと。

じゃあ、まあとりあえず日本語で書いてみよう。


・・・と思って書き始めたのですが、なんか日本語で書くと難しい!
どう難しいのかというと、文体をどうしようかというのが難しいです。

論文調に書くとなんか堅苦しいし、ですます調もおかしい気がするし、字数も使いすぎる。

大体、エッセイなんて村上春樹のエッセイしか読んだことない。
村上春樹みたいに
「神宮球状の外野席でごろごろヤクルト戦見ながらビールを飲むのは楽しいなあ」
なんて感じで書くわけにもいかないし。。


他の人はどんなことを書くんだろうと思っていろいろとネットを徘徊してみましたが、
エッセイっていうと、やはりHarvardとかのMBAを目指している人たちの
気合の入ったブログが散見されるだけで、日本語エッセイについてのサンプルは見つかりません。

これはもう逆に英語で書いた方が楽かもしれない、という結論に至りました。


で、気合の入った人のブログを見てたら、
どうやらMBA用の英文エッセイをまとめた本があるらしいということが分かりました。

いろいろ調べたら、最寄の図書館に置いてあるらしい、ラッキー。


・・・


エッセイ集を見てわかったこと。

・エッセイはコンサルのプレゼンではない

  PREP法よろしく、結論→理由→事例→結論でカチッとはめるよりは、
  どちらかというと、ストーリー仕立の構成で書いている人が多いみたい。

・「すごい成果」を出している人ばかりではなさそう

  エッセイは、成果を自慢するためのものではなく、応募者の考え方とかを伝える道具。


という訳で、肩に力を入れずに書いてみることにしました。

とにかくappealingなエッセイにしたいと思っていたので、
座右の書である「アイデアのちから」のアイデアを散りばめつつ、
ストーリー仕立てにするために、「リーダーはストーリーを語りなさい」を参考にしながら、
出来事の背景 → 物語の動き → 結論 という構成で書き進めていきました。


・・・


出願期限の1ヶ月前、推薦状を書いて下さった方に推薦状のお願いに行った際、ついでにエッセイのドラフトを見てもらいました。

「何を伝えたいのか、伝わってこないぞ。」と言われました。

・・・あれ?


ということがあり、残り1ヶ月で怒涛の追い込みをかけていました。

カフェでうんうん考えた結果、内容が伝わらなかった原因は下記の2点だ!ということにしました。


1.A4で1枚という字数制限にとらわれすぎて、さくさくと余分な部分を削除していたら、
  文と文の間につながりがなくなった部分があった。

2.自分が業務上で「当たり前に目指している」前提条件みたいなものを共有せずに、
  いきなり話を始めてしまっていた。


特に2番目については、エッセイの構成を大幅に改編して、
各エッセイの序盤にまず「自分の仕事に対する思想」を語ることで、
後に続く「成果」やら「目標」やら「卒業課題」やらの物語を、同じ視点から見てもらえるように
工夫をしたつもりです。

(ここら辺のアイデアは、「一瞬で大切なことを伝える技術」の三谷宏治さんの 「重要思考」という考え方を参考にしました。 まず、「何がダイジか」を伝え、その後「(そのダイジな部分で)他よりどうすごいか」を伝えることが大切、という考え方です。)


仕上げとして、アップデートしたエッセイを「エッセイ添削サービス」に添削依頼しました。
業者は、EssayEdge。
文法やスペルミスを直してもらうとともに、エッセイをより洗練してもらうことを期待して、エッセイを提出。

結局2回添削を受けることになったのですが、サービスの質はEditorによって大きくばらつきがある印象でした。

私の場合、
一人目は、非常にいまいち。言い回しをちょこっと直しただけ。
「もっと内容も見てくれ」とメールでお願いしたら、「2回目のEditはサービス外だ。」で修了。
二人目はとてもよかったです。内容も見てくれて、メールでのアフターサービスも充実。


・・・

という感じで、苦労したエッセイも何とか終了。
次は面接、がんばるぞ。